2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今月読んだ本(マンガは除く) 5月/53冊。 ライトノベルで数稼いだな。

 『E.G.コンバット3rd』 著/秋山瑞人 原作・イラスト/☆よしみる 電撃文庫

すばらしい。最高だった。

 『E.G.コンバット2nd』 著/秋山瑞人 原作・イラスト/☆よしみる 電撃文庫

すばらしい。最高だった。

 『E.G.コンバット』 著/秋山瑞人 原作・イラスト/☆よしみる 電撃文庫

すばらしい。最高だった。

 『鉄(クロガネ)コミュニケイション② チェスゲーム』 秋山瑞人 原作/たくま朋正・かとうひでお 電撃文庫

すばらしい。最高だった。

 『鉄(クロガネ)コミュニケイション① ハルカとイーヴァ』 秋山瑞人 原作/たくま朋正・かとうひでお 電撃文庫

すばらしい。最高だった。

 『デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士4』 茅田砂胡 中公文庫

デルフィニア国の内乱を描いた物語も今巻で一区切り。もっと篭城戦をしつこく描いて欲しかった。ただ敵役のペールゼン侯爵のラストはなかなかよい。 それにしてもデルフィニア戦記はあと14巻あるみたいなんだが、一体このあと何を書くんだ、このシリーズは?

 『デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士3』 茅田砂胡 中公文庫

元デルフィニア国王・ウォルとその育ての親・フェルナン伯爵との別離を描いた巻。前巻ではリィ個人の武勇伝が目立ったが、今巻では軍隊同士の戦争がちょっとだけ描かれていて、少しうれしかった。

 『デルフィニア戦記第Ⅰ部 放浪の戦士2』 茅田砂胡 中公文庫

追い出されたデルフィニア国王・ウォルが謎めいた美少女のリィをはじめとする様々な仲間とともに自分の国を奪還しようと奮闘する巻。 血湧き肉躍る戦争を描いてくれるのは大変ありがたいのだが、個人の武勇伝だけでなく、兵隊を動かす統率なんかの場面で物語…

 『平井骸骨此中ニ有リ 其弐』 田代裕彦 富士見ミステリー文庫

嵐の館で起こる華族の4人の死をめぐるミステリ。前作の密室トリックがいまいちだと思っていたので、今作のようなシチュエーションを重視した作品は私好み。カーばりのラブロマンスが非常に良い。続編が出たら買うかもしれん、このシリーズ。

 『貴婦人として死す』 カーター・ディクスン ハヤカワ文庫

先日カーを馬鹿にしていたら、「ヘイッ!『貴婦人として死す』を読まずにカーを馬鹿にするんじゃない、このジャップがっ!」とハイテンションな某編集さんに叱られ、頼んでもいないのに本を貸してくれたので仕方無しに読む。 二つの足跡だけを残して崖から飛…

 『Quick Japan Vol54』

冲方丁のインタビューが読みたかったので、元さんに頼んで買ってきてもらった。乙一と冲方との対談では知らない作品ばっか挙げられているのだが、結構楽しかった。特に池波正太郎の『剣客商売』が挙げられていたのが良かった。佐々木三冬は本当に素晴らしい。…

 『平井骸骨此中ニ有リ』 田代裕彦 富士見ミステリー文庫

大正12年を舞台にした密室殺人を扱ったミステリ。萌え探で取り上げられていたので読んでみる。富士見ミステリー文庫はあの『助けて!ワトソン君』ぐらいしか知らなかったので、普通に謎解きをしている本書にはかなり好感が持てた。密室トリック自体は小粒…

 『水面の星座 水底の宝石』 千街晶之 光文社

こいつも積読本。第4回本格ミステリ大賞受賞ということで読む。章題んとこで、ネタバレしている作品の一覧があるところは好感が持てた。あとクリスティーの『終わりなき夜に生まれつく』をきちんと評価しているのも高ポイント。ただ、カーの『貴婦人として…

 『本格一筋六十年 想い出の鮎川哲也』 山前譲編 東京創元社

積読本を処理しようということで長いこと置いといたこれを読む。鮎川哲也への追悼文が百人分載っている。「お気に入りの作家が死んでしまった」と嘆いている山口雅也のやつが特に印象に残っている。

 『魔法のお店』 ひかわ玲子 講談社文庫

この作品のよさが全然分からん。

 『デルフィニア戦記 第Ⅰ部放浪の戦士1』 茅田砂胡 中公文庫

十二国記が面白かったので、評判のいいこっちも読む。まだ序盤なのでなんとも言えないが、この作品は城攻めがあるみたいなので、今後の展開にかなり期待が持てる。

 『刺青殺人事件』 高木彬光 角川文庫

ナメクジが漂う異様なバスルームで、死体となって発見された女。死体からは胴体の部分が現場から持ち去られていた。刺青に纏わる世にも奇怪な難事件に名探偵・神津が挑んだ長編ミステリ。 『本陣』やら『不連続』やらと並んで、戦後初期の密室ミステリとして…

 『蛇と梯子』 山口雅也 小説TRIPPER[週刊朝日別冊]2003年冬季号

急遽「山口雅也のレビューを書け!締め切りは6月の第一金曜日だ」と編集の中の人からお達しがあったので読む。 しかしコレは素晴らしい。ボードゲームをやっているだけなのにクソ面白い。単行本に収録されるのは当分先のことだろうが、こいつは買って読まに…

編集の中の人へ。サークルのブランド特集で《また冒頭で六歳児のつるぺたろりぷに描写があるので、『週刊わたしのおにいちゃん』が好きな人には必読の作品ではないだろうか。》等とたわけたことを書いてしまいすみませんでした。私はそれを書いていたときち…

 『魔法人形』 マックス・アフォード 国書刊行会

密室状況の礼拝堂の中で殺人予告の人形を送られた一人の男が殺される。事件の背後には数年前の殺人事件が関わっているらしい。さらに犯人を強請ろうとした執事も殺され、事件は混迷の極みをみせるが……。数学教授にして素人探偵であるジェフリー・ブラックバ…

 『九十九点の犯罪』 土屋隆夫 光文社文庫

「読者への挑戦」モノのみを集めた異色の短編集。こういう推理クイズみたいな本は作るのが大変な割に、作者にとってはあまり利益にならないと嘆いている土屋が面白かった。作品自体はもう全然楽しくないんだが…。

 『推理短編六歌撰』 宮部みゆき&北村薫選 創元推理文庫

新人のデビュー作を読むのはあんま好きじゃないんだが、気分転換にチョコチョコと読んでみた。以下ひとつごとに感想を。 萬相談百善和尚…クリスティーの『パーカー・パインの事件簿』みたいな感じ。まあ普通。 崖の記憶…少年の淡い恋心を描いた物語。面白い…

 『天使の傷跡』 西村京太郎 講談社文庫

山の中で刺された男は「天」と言い残して、息絶えた。偶然現場に行き合わせた新聞記者の田島はその事件を追うが、その背後には日本が抱える大きな問題が…。第11回江戸川乱歩賞。 殺人事件を調べるのが新聞記者だったり、崖の上で刑事と問答したりと、私が持…

 『冷えきった街』 仁木悦子 講談社文庫

9年前に暴漢に襲われて妻を亡くし、アルコール漬けになった探偵・三影潤が、一人の少年との交流をとおして過去の出来事から立ち直っていく物語。チャラい物理トリックがかまされていたりするので、ミステリとしては(゜Д゜)ハァ?な感じだが、男同士の友情譚…

 『眠りをむさぼりすぎた男』 クレイグ・ライス 国書刊行会

「新聞の読者や、ラジオのニュースに耳を傾ける人たちにとって、海で溺れてしまった百人の気の毒な人たちと自分とを同一視するのは非常に困難なことなんです。しかしあわれな男ひとりとなら…」―本文205頁15行メルヴィル・フェア氏の台詞― 実際に空爆やら飢饉…

 『我が師はサタン』 天藤真 創元推理文庫

天道真が鷹見紗緋紗子名義で発表した長編『我が師はサタン』と短編『覆面レクイエム』、さらに鮎川哲也との書簡も収めた贅沢な文庫本。 小説の方は2作品とも私の嫌いなポルノ描写が多いので、他の天藤真の作品に比べたら評価は低くなる。ミステリとしては両…

 『大あたり殺人事件』 クレイグ・ライス ハヤカワ文庫

一人さびしく居酒屋で酒を飲むマローンのもとに一人の男がやってくる。彼はマローンの名を呼ぶとその場に倒れ死んでしまった。おなじみのジェーク、ヘレン、マローンのトリオが酒を浴びるほど飲みつつ、謎を解く長編ミステリ。 あまりにも偶然性に頼る箇所が…

現時点での積読本が241冊だった。前に数えた時とあんまり変わっていないような気がするのは気のせいか。とりあえず今のペースを維持すれば、半年後には1冊も積読本が無いというパラダイスが私の部屋に訪れるはずだ。がんばれ、俺。

 『風の海 迷宮の岸 下』 小野不由美 講談社X文庫

面白い。下巻は本当に面白い。上巻では住む世界が突然変わってしまった麒麟がただただ悩んでいるだけなので非常に退屈だったが、下巻ではそのうじうじと悩んでいる麒麟が行動的になるので非常に良かった。やっぱ小説にはアクションが無いとね。 これで十二国…