2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
秀吉との約束を守り、秀吉の遺児・秀頼を亡ぼしたくない家康。豊臣家を存続させようとして苦心する家康の思案とは別に、家臣一同は豊臣家を亡ぼす方向に動いていく。狂奔する江戸方と大阪方をよそに、伊達政宗はエスパニヤに支倉を使者として送り、再び天下…
安倍晴明と源博雅との活躍を描いた2番目の短編集。『伊勢物語』に収録されている『鬼一口』をアレンジした『露と答えて』が私のお気に入り。
基本的に『ロボットと人間の違いは何か?』という問答がメインで、殺人事件の方は結構投げやり。第11章『高速走路の逃走』での悪漢との逃走劇は、スピード感があって面白かった。しかしそこ以外はツマンナイ。 それにしても主人公の刑事がロボットに対して逆…
司馬つまんないよ司馬。やっぱり肌に合わないね、司馬遼太郎は。 義経が菊を攻められて、よがり狂って失神してしまうシーンがあったりするサイテーの本。下巻読むのやめよかな。
徳川政権の内紛に巻き込まれた伊達政宗が奮闘する話。信じられないぐらい家康がかっこいい。続きが気になる。大阪の陣を早く読んでみたい。
水に棲む妖精・ウンディーネと騎士・フルブラントとの悲恋を描いた物語。非常に良くある異類婚姻譚物かね。 ウンディーネの恋人役の騎士・フルトブラントが脳味噌空っぽな野郎で非常にダメ。読んでいて不快。この小説の最大のミスは、この騎士が全く凛々しく…
よーしよしよし、随分とカッコよくなってきたぞ、政宗。戦国武将としても人間の器をみても、相変らず家康の方が一枚も二枚も上手だけど。それでもお前さんが着実に成長していくのが読み取れて、俺は非常に嬉しい。無意味な挑発を仕掛けたり、安い挑発に乗っ…
宿題終わらねえ。大学生になったのに何やってんだろう。提出まであと5時間。間に合うのか。
29日にRhapsodyの新作が出るんですか。久々にCD買おうかな。
山岡荘八さん、アナタが徳川家康が大好きだってことは分かったから。もう十分分かったから。でも、これは伊達政宗の物語なんだから、家康じゃ無くって政宗をもっと活躍させようよ。これじゃ政宗が単なるチンピラにしかみえねえよ。
あれ?面白くないな。小田原遅参や朝鮮出兵を巡って豊臣秀吉と伊達政宗が大激突する巻なのだが、秀吉と政宗がやけににちゃちい。両者ともいまいち魅力に欠ける。山岡荘八程のキャラクター造形能力と描写力をもってしてつまらないなんてありえない。一体何が…
天下人秀吉と渡り合い、後に伊達者の語源ともなった派手好みな英傑・独眼竜伊達政宗。その生涯を山岡荘八が描いた全8巻の物語。そのはじまりの巻。 えー、『徳川家康』読めねえよと。全26巻は長えと。進まねえよと。文庫本で1万頁超えてんじゃねえかと。ふざ…
愛刀・物干竿を高々と掲げる佐々木小次郎。それに対峙するは撲殺バットを隠し持つ宮本武蔵。小次郎が得意気に武蔵の鉢巻を切り捨てた刹那には、武蔵の持つ撲殺バットは既に小次郎の脳天に振り下ろされていた…。吉川英治を代表する長編小説・『宮本武蔵』は小…
西瓜売ったり井戸掘ったりしている場合か、又八?1巻から出てくる最古参キャラなのに、お前の活躍する場面が無いぞ。全然無いぞ。もっとがんばれよ、又八。お杉婆にもキャラ負けてるよ。残り1巻分しかスペースないぞ。頁数はあとわずかだぞ。間に合うのか…
見慣れない列車の中で眼を覚ました青年・ジェフリーは、身に覚えなの無い殺人事件の容疑者として指名手配されているのを知る。事件の謎を解こうとするジェフリーは、偶然出会ったメルヴィル・フェア探偵と行動を共にするが…。『眠りをむさぼりすぎた男』で活…
料理が美味そう。
何処までも鋭く、強く己を研鑽していく武蔵も良いんだが、あくまでも倣岸にして不遜、驕慢な性格で生きていく小次郎もカッコよろしい。
開始2頁目で『アクロイド殺し』のネタを割っていた。
文章が非常に読みにくい。『マイナーロック研究会』などという『ミステリー研究会』並に恥ずかしい名前をつけるセンスも如何なものか。
「たった!すすきちゃんがたった!」
人と人が出会う。それをここまで面白く書ける作家はそうはいない。
「大空の下に神、もしくは何らかの正義があるのか? 生死に果たして意味や理由があるのか? 我々が抱く疑問に答えが存在するのか?」 そんな人間たちの叫び声をよそに、虐殺を繰り返す仙人達。彼らには正義や大義名分など必要ない。「殺したいから殺すんだ」…
ああ、聞仲が死んでしまった。快楽殺人者しかいない仙人達に対して果敢に戦ってきた聞仲が死んでしまった。暗愚になった王様を必死に盛り立ててきた聞仲が死んでしまった。ご冥福をお祈りしよう。 それにしても十絶陣の破り方すげーな。仙人って一体何なんだ…
中国三大奇書の一つと讃えられる封神演義。内容は『宝貝』と呼ばれるトンデモ兵器を使った大殺戮。メインキャラ400人中365人が死亡するという序文に期待が高鳴る。 内容も期待通り。「暇だから」「面白いから」「なめられたし」「人口増えてきたし」etc…。そ…
作者のおかゆまさきを草壁桜に、おかゆの妹をドクロちゃんに、編集者をクラスメイトにそれぞれ見立て、作家・おかゆまさきのいじめられる日々を、その特異な文体で鋭く切り取り、日毎、夜毎に私に文学する。本書『撲殺天使ドクロちゃん』はそういった小説で…
正式タイトルは『理性を正しく導き、学問において真理を探究するための方法の話[序説]。加えて、その方法の試みである屈折光学、気象学、幾何学』。この中で実践編の屈折光学、気象学、幾何学を除いたのが、この岩波文庫版の『方法序説』。J・J・マックの…
SF、ファンタジー、ミステリーと何でもありの中短編集。どれも扱っている題材が少々古臭い。半世紀前の作品だから仕方ないのか。 私が一番好きなのは『風のない場所』。情景描写があまりにも美しすぎる。反則だ。
賑やかな作品。青春小説としては上質の部類。
最低の作品。そもそも竹本健治や綾辻行人や折原一の作品が大嫌いな俺が中町信を楽しめるわけが無え。
ずっとスペインのスタンダードナンバーだと思っていた(イギリスのロビンフッドみたいなもんだと思っていた)のだが、20世紀に書かれた小説だと知って吃驚。しかも舞台はスペインではなく、18世紀末の米国だということで二度吃驚。それにしても、なんでこん…