2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今月読んだ本(マンガは除く)。4月/42冊。 このペースが続くといいのだが。

 『そして誰かいなくなった』 夏樹静子 講談社文庫

先週の読書会で話題になってたやつ。タイトルからも分かるとおりクリスティーの名作・『そして誰もいなくなった』の本歌取りになっている。ヨットに集まった7人の男女が一人また一人と殺されていくというオーソドックスな皆殺し劇と思わせといて、ラストのど…

 『月の影 影の海 下』 小野不由美 講談社X文庫

上巻は微塵も面白くなかったが、下巻は面白い。それにしても巧国との戦が無いのがすっげえ残念だ。国盗りのシーンが省略されすぎじゃないか、これは。6頁て。後のシリーズで補足はあるんだろうか。

 『三国志(三)』 吉川英治 吉川英治歴史時代文庫

呂布と陳宮の掛け合い漫才が楽しい第三巻。陳宮ってこんなに男らしかったのかと。死に際が見事だった。 あと劉備がウザイ。袁紹や曹操もそんな男の口車にのるんじゃねえよとぼやきながら読んでいる。早く諸葛は出ねえのか。

 『月の影 影の海 上』 小野不由美 講談社X文庫

ム、どうしよう、これ。とりあえず下巻まで読んでから判断しようか。今んとこ評価は保留しとこう。

 『天より授かりしもの』 アン・マキャフリー 創元推理文庫

「天から授かった才能」=ギフトを持ったある国の王女ミーアンは、不本意な結婚を拒否するため、森の奥深くへと逃げ込む。そこで一人の怪しげな少年と出会い、共同生活を送りはじめる。お姫様育ちのミーアンは日々の生活に悪戦苦闘しながらも、充実した日々…

 『帝都物語外伝 機関童子』 荒俣宏 角川文庫

高校生の時、帝都物語を夢中になって読んでいたのだが、今外伝を読んでみたらたいして面白くなかった。オカルトとかに飽きたのかな。

 『出雲伝説7/8の殺人』 島田荘司 光文社文庫

前々から思っていたのだが、島荘に社会派っぽいのは似合わない。あと私はトラベルミステリーの良さが欠片も分からないので、もう吉敷モノは読まないかもしんない。 要するにこの作品はつまんなかったんだよ、コレでもかってぐらいに。

 『念力密室! 神麻嗣子の超能力事件簿』 西澤保彦 講談社文庫

『超能力者問題秘密対策委員会』(略してチョーモンイン)の出張見習い相談員・神麻嗣子が関わった6つの密室事件を描いた短編集。 近年のチョーモンインシリーズは『転・送・密・室』や『人形幻戯』に代表されるように、キャラクター小説の側面が強くなって…

 『三国志(二)』 吉川英治 吉川英治歴史時代文庫

吉川三国志第2巻。冒頭で孫堅がさっさと死ぬので、ちょっとビクーリ。こんなに早く退場したっけ、孫堅。孫堅と孫権と孫乾が同時期に登場することは無かったのね、吉川だと。 あとドクロちゃんが大好きな王允が大活躍するのもこの巻。呂布と董卓を仲たがいさ…

 『詳注版 シャーロック・ホームズ全集1』 コナン・ドイル ちくま文庫

かの名高き名探偵シャーロック・ホームズの事件簿を時系列順に集めた物。しかし全集の1巻目に収められているホームズの冒険譚は『グロリア・スコット号』と『マスグレイブ家の儀式』のみ。1巻のメインは『二人の医師と一人の探偵』と題されたホームズ譚に…

 『タイムスリップ森鴎外』 鯨統一郎 講談社ノベルス

えー、もう鯨統一郎はほっときます。

ドクロちゃんを壁紙にしてみたんだが、さすがにパンツは人としてやばいだろうということで、以前のに戻す。縞パンだしね。

 『コスプレ探偵花梨2 負けるな!ワトソンくん』 じょうもん弥生 富士見ミステリー文庫

アレだ、作者は謝れ、もう。ミステリをなんだと思ってるんだ、お前さんは? ミステリに関わる人たち全てに土下座して回れ。 しかし出版社も出版社だ。出すな、こんなもん。んで、俺も俺だ。手に取るな、こんなもん。

 『日本の名随筆 別巻⑦ 奇術』 泡坂妻夫―編 作品社

奇術に対する様々なエッセイを集めた本。泡坂妻夫の作品はポルノ描写が非常に多く、あまり好きな作家ではない。ただ、奇術に対する愛には読んでいて感心させられる。そんな奇術に対する愛がいっぱいつまった随筆集。ミステリ好きが読んでも面白かった。

 『白い家の殺人』 歌野晶午 講談社文庫

どうなんだ、コレは。面白いのか。デビュー作よりはまだマシかな。とりあえず歌野の作品はもうしばらく読まないことにしよう。あ、唯一ラストのQueenの『悲しい世界』の使い方は良かった。あの曲自体は好きじゃないけど、この作品の中での使い方だけなら良か…

某ミステリ研究会新入生歓迎用冊子・『ミステリのススメ』で、『ライノクス殺人事件』を薦めている人へ。何を考えているんですか、あなたは。新入生歓迎用冊子ちゃうんですか、コレ?うちのサークルからこれ以上人減らしたいんですか。

 『黒いハンカチ』 小沼丹 創元推理文庫

普段は屋根裏部屋で昼寝をとるのを日課としているニシ・アズマ先生。しかし、彼女が一度メガネをかけると、どんな難事件も楽々と解決してしまう名探偵へと変貌する。そんな眼鏡っ娘探偵・アズマ先生が活躍する12の事件を収めた短編集。 ミステリとしてはど…

今日一番腹がたった某さんの台詞。 「だって海外の作家は訳が読みにくいじゃないですか」 てめえ、クリスティーで読みにくいとかぬかしとったら、海外ミステリひとつも読めねえじゃねえか、コノヤロウ。

やめてやる、ドラクエとマンガの話で盛り上がるようなミス研なんかもうやめてやる、クソッタレ。

 『逆さ髑髏は三度唄う』 司凍季 講談社文庫

微妙。良くも悪くも“新本格”っぽい。

 『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー クリスティー文庫

明日の読書会の課題本。名作といわれるだけあって何度読んでも面白い。クリスティー文庫だと赤川次郎の解説も楽しめるし。しかし、「クリスティーがやりてえ」と自分で言っておきながらこんなことを言うのもアレなんだが、正直この作品にはあまりいい思い出…

 『三四郎』 夏目漱石 講談社文庫

京極夏彦の『魍魎の匣』に小道具として使われていたので読んだ。ホントに「Ir a le diable au corps」(悪魔が乗り移っている)が出てくるので、ちょっと驚いた。 100年前の作品だが、大学の講義を聴いていたら眠くなってしまう主人公や、同人誌をみせびらか…

 『三国志(一)』 吉川英治 吉川英治歴史時代文庫

吉川三国志を読む。有名な桃宴の誓いから董卓の長安遷都までを描いている。“桃宴の誓い”、“酒猶温かきうちに華雄を切る”など、全てが名場面といっても過言ではない。創作だとは判っていても非常に楽しめた。中学生の時に夢中になって読んだ本を、大学生にな…

 『仮題・中学殺人事件』 辻真先 創元推理文庫

「読者が犯人』という挑戦的な趣向が盛り込まれたミステリ。時刻表や密室トリックなどがあるが、そんなもんはおまけで、本書のメインはあくまでも、「読者が犯人」という発想だろう。私はこういうタイプのミステリはあんまり好きではないが、処理の仕方はう…

 『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午 文芸春秋

2003年の話題作。あんま面白くなかった。この話は100頁ぐらいの短さでサクサクとやってもらいたかったような気がする。削るとこ無いんだけどな、この作品。とにかく、私はこういうタイプのミステリが嫌いなのだろう。デビュー作に比べたらすごい進歩なんだが…

 『キノの旅 Ⅴ』 時雨沢恵一 電撃文庫

もうだめだ。唯一面白かったあとがきまでつまんなくなっちまった。

ゼミの課題から逃げるために今週のおかゆを見ていたら、おかゆまさきにファンレターを書けば、返事が必ず返ってくる事を初めて知った。どうしよう、送ってみようか。 そういや先週のサークルの例会で「好きな作家は?」と後輩に聞かれたとき、ホントは「おか…

 『パンチとジュディ』 カーター・ディクスン ハヤカワ文庫

私はカーはあんま読まないのだが、先日リッパー師匠にお会いしたときに「これは面白い」と勧められたので、読んでみた。序盤は結婚式を翌日に控えた主人公ケンウッド・ブレイクの活劇の描写が延々と続く。ドタバタにもそろそろ飽きたかなあと読者が思い始め…

1.ミステリ研究会に興味を持った理由はなんですか? ミステリが好きだったから。 2.どこでミステリ研究会のことを知りましたか? ホームページ 3.好みのジャンルはなんですか? 本格推理 サスペンス ハードボイルド 4.初めてミステリとして認識して読んだ推…