2004-05-26から1日間の記事一覧

 『平井骸骨此中ニ有リ』 田代裕彦 富士見ミステリー文庫

大正12年を舞台にした密室殺人を扱ったミステリ。萌え探で取り上げられていたので読んでみる。富士見ミステリー文庫はあの『助けて!ワトソン君』ぐらいしか知らなかったので、普通に謎解きをしている本書にはかなり好感が持てた。密室トリック自体は小粒…

 『水面の星座 水底の宝石』 千街晶之 光文社

こいつも積読本。第4回本格ミステリ大賞受賞ということで読む。章題んとこで、ネタバレしている作品の一覧があるところは好感が持てた。あとクリスティーの『終わりなき夜に生まれつく』をきちんと評価しているのも高ポイント。ただ、カーの『貴婦人として…

 『本格一筋六十年 想い出の鮎川哲也』 山前譲編 東京創元社

積読本を処理しようということで長いこと置いといたこれを読む。鮎川哲也への追悼文が百人分載っている。「お気に入りの作家が死んでしまった」と嘆いている山口雅也のやつが特に印象に残っている。

 『魔法のお店』 ひかわ玲子 講談社文庫

この作品のよさが全然分からん。