2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今日、うちのミス研の本部の方に遊びに行ったら、アンケートをやっていたので、私も参加してみた。以下に掲げるのがそれ。
そういやクリスティー文庫でクリスティーの著作を全部読もうという、無意味な計画を去年の12月に立てたんだよな。すっかり忘れていた。 ちなみに現在読了しているのは以下の6冊。先はかなり長い。 『そして誰もいなくなった』 『ひらいたトランプ』 『火曜ク…
1952年の初演以来、2万回以上の上演記録を持つという作品。200頁にも満たない佳品ながら最期まで楽しめる。あらすじを知っていても面白かった。ラストの1行がいい。ちなみに雪山での話。
もう飽きたな、このシリーズ。あとがきは相変らず面白いが。
パンチラ作家として名高い霧舎巧の初の短編集。1話1話が非常に短いのですらすらと読める。霧舎はキャラ描写がウザイだけで、ミステリとしての小道具の使い方はいたってまともだということにようやく気づいた。彼は長編よりもアイデア一発勝負の短編に向い…
点字を利用したダイイングメッセージと大胆すぎる殺人トリックが冴える表題作『青い風景画』他4篇を含む短編集。 中には(゜Д゜)ハァな作品もあるが、『まぼろしの夏』という作品が気にいったので、本書には満足している。『まぼろしの夏』は《回想の殺人》…
ムスーはフランス語で泡の意味。ちなみにヴァン・ムスーとは発泡性ワインのこと。いや、だからどうしたって訳じゃないんだが。
トレードマークの虎ひげを残して消えたプロ野球監督、服だけを残して消えたヘッドコーチ、かつらと靴だけを残して消えた監督の娘など、次々と失踪する球界関係者と日本シリーズに関する黒い噂を扱った野球ミステリ。 最初は東京タワーでわずか2,3分の時間…
ディケンズからキプリングまで、19世紀中頃から20世紀初頭までに活躍した14の作家の妖精譚をまとめたもの。まともなファンタジー物もあるが、理屈っぽい王子様とお姫様、ソネットを吟じるドラゴン、魔法の使えない魔女の話など、大半が古き良き時代の…
ドクロちゃんの2巻と3巻が返ってきて、すっげえ喜んでる自分が嫌だ。
古本屋の主人が書いた古本エッセイ。わたしが最も気に入っているエピソードは『赤い糸』。戦時中に学徒出陣した本好きの青年が、古本屋に文学書の棚の目録を送ってもらい、それを見て本の姿を想像して楽しむという話。この話はいい。
妖精のイラストと詩が載っている本。とにかくイラストが可愛らしい。このイラストを描いているのが、”妖精国の宮廷絵師”と呼ばれるリチャード・ドイルという人なのだが、この人はあのコナン・ドイルの甥だそうだ。
面白かった。「本に書いてあることはたいてい、でたらめだ。目次と定価以外全部嘘だ」という台詞が印象に残っている。
発売から1ヶ月も経過してこの雑誌を購入した理由は、先日リッパー師匠にお会いしたときに「是非とも読め」と嘆願されたからだ。60頁弱のドクロちゃんの特集を読むためだけに、1000円払うのは正直如何かと思ったが、リッパー師匠が大変熱心に勧めるから仕方な…
サスペンスの名作として名高いミステリ。頁を繰るごとに高まる緊張感がなんともいえない。「オレは面白いミステリを読んでいるんだな」という至福の時が味わえた。 どうでもいいけど「悪魔のような女」というタイトルを見て、ドクロちゃんを想像してしまい、…
第1部では陰惨なメルヘンを題材にした毒殺事件を扱ったミステリ。どこまでも都合のいい毒薬や、唐突に登場する名探偵なんかが出てくるので、第1部を読んでいる間は笑っていた。が、第2部を読んだときには、作者がなんでそんなアホなモノを出したのか、全…
『徳川家康』というタイトルなんで、家康の幼少時代から描き始めるのかと思ったら、家康の父母である徳川広忠と於大の方の恋愛だけで1巻まるごと使っている。まさか、それだけで終わるとは思ってもいなかった。合戦シーンなどを期待していたのに、恋愛描写が…
サークルの課題本。これは面白い。1話1話が短くて良い。
南の島を舞台にしたサスペンス。上手い。私は南の島に子供じみた憧れを抱いているが、この作品ではそれを十分味わえた。ただ、この作品は学生時代に暇つぶしの読書として楽しむよりも、社会人になって働き出してから読んだ方がより楽しめたと思う。そこがち…
もう何も言いたくない。
15歳の小女が妊娠して中絶して家出して様々な人と出会うという話。この作品は最初の設定(15歳、中絶、家出etc.)が秀逸なこと+自己中でありながら他人をなぐさめる事ができる小説家志望の男などの登場キャラがうまく描かれていたので、一気に読めた。ミス…
妊婦ミステリの短編三作。フィリップ・マーロウに代表される野郎どもが「タフでなければ…」などとほざいている横で、ちゃかちゃかと子を産んでいく妊婦たちが、非常に魅力的に描かれていて面白かった。物語があまりにも面白かったので、ミステリとして読むの…
「クイーンやクリスティーの一線級の作品にも全くひけをとらない」というブランドの前評判や山口雅也の素晴らしい解説、さらには本書冒頭の「配役」で『以上の九人のなかに、殺人の被害者と犯人がいる。この殺人には共謀はないものとする。』というのを見て…