『ミステリーを科学したら』 由良三郎 文春文庫


 医学博士でミステリーも書いている著者のエッセイ集。捕物帳の面白さを語ったり、ミステリーの医学的なミスをだらだらとあげつらったり、毒薬の致死量などを人体実験できないのが残念だと嘆いていたり、とにかく読んでいて楽しい1冊。やはりミステリーの魅力は人をぶち殺してなんぼですな。