『ライトノベル完全読本 vol.2』 日経BP社

 先日、「なんで皆夢中になってライトノベルの定義なんかやってんのー?」って、俺よりもライトノベルに詳しい子に聞いてみたら、「だってライトノベルはその成立過程から一般小説よりは下だと思われているんですよ。それが嫌なんですよ。だから云々」と返された。
 いまいちピンとこなかったんで「それは吉川英治が『神州伝馬侠』や『鳴門秘帖』なんかの伝奇小説で人気を博した時に、純文の人とかから吉川英治が馬鹿にされたのと同じような感じなんかー? ライトノベルの定義をしっかりとやって、ライトノベルにもいいものがあるよーって言って、ラノベを読まない人とかからも馬鹿にされないようにしたいんかー?」と馬鹿っぽく質問する俺。「そうです」と返事されたんで、その場は納得した。そういうもんなんだ。