2004-02-28から1日間の記事一覧

 『本格ミステリー宣言』 島田荘司 講談社文庫

司の本を呼んでいたら島田の綾辻や歌野がデビューしたときの推薦文がもう一度読みたくなったのでいまさらだが、本格ミステリー論を読む。歌野や綾辻のデビュー作はそんなにいいもんじゃないとは思うが、島田の推薦文は熱意があって何度読んでも素晴らしいと…

 『からくり人形は5度笑う』 司凍季 講談社文庫

27年前、娑華姿という村で行方不明になってしまった父を探しにきたミステリ作家・依井直之は殺人事件に巻き込まれる。島田荘司の推薦文が熱い司のデビュー作。 島田が『本格ミステリー論』で言っている発端の幻想的な謎とそれに対する解答ということで、ミス…