泣き言


クリスティーが得意とした基本的なミステリの技法は3つある。

  1. 『偽装』…真実から目をそらさせること。
  2. 『転嫁』…偽物を本当らしく際立たせ、そちらに注意を向けさせること。偽装の応用。俗に言うレッドへリング
  3. 『露出』…真実を露骨に記述することで、かえってそれを見えなくすること。

 クリスティーは他にも『省略による嘘』など大胆な荒業があるが、基本的にはこの3つを組み合わせて効果的にミステリを書いている。
 今回はこれらの手法がクリスティーの作品でどのように使われているかを『鏡は横にひび割れて』や『ねじれた家』などの実例を挙げつつ述べてみよう。



 上記の駄文はうちのミス研で新入生歓迎用に書こうと思っていたやつのさわり。上のを書くとなると、どう考えてもネタバレ満載になるので、新入生歓迎用としては全くふさわしくないということでボツにした。というのは嘘で、こんな分類みたいなこと出来るほどの力もなければやる気もねえよ、ということにようやく気付いた。気付くのが遅せえよ、締め切り一週間前なのに。もう多分間にあわねえ。いざとなったら逃げようか。
 でもあきらめたらそこで試合終了ですよ。いつまでも逃げてちゃ駄目だ。今から何かでっちあげないと。