Queen 〜Sheer Heart Attack〜

「Brighton Rock」
1曲目からブライアン・メイの印象的なギター、別名「津軽じょんがるギター」の炸裂でこのアルバムは幕を開ける。「Death On Two legs」や「Tie Your Mother Down」などQueenは派手な曲をアルバムの冒頭に載せるが、今回ほど印象的なものはそうはない。「じゃかじゃかじゃか」と津軽三味線のような音をシンセも使わずにギターで出しているそうだ。


「Killer Queen
で2曲目。初期のヒット作。レーザー光線付ダイナマイトとか芸者・マイナとか歌詞は相変らずバカだが(わかりやすく言えばマゾな下僕が崇める高貴な女王様を歌ったものか?『撲殺天使ドクロちゃん』の登場人物「ドクロちゃん」を思い浮かべればいいかもしれない)、曲自体は素晴らしく美しい。しかしPVの有栖川有栖もビックリな長髪のフレディ・マーキュリーがマイクを持ってなまめかしく歌う姿は本当に気持ち悪い。何故こんなやつらが当時は若い女性に人気があったのかと小一時間(以下略)。


前作と違ってアルバム全体の統一感は特にないが、バラエティに富んでいて、聴いていて飽きがこないアルバムです。