2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 『PLAY』 山口雅也 朝日新聞社

仕事の都合でインドへ赴任してきた男。妻はインドの生活に苦情を言い、子供たちは夫婦喧嘩に息苦しさを感じている。そんな中、息子が猿になってしまった。どうやらここ最近、子供たちの間で流行っている『蛇と梯子』というゲームが原因らしい。困惑した私は…

 『十三番目の人格 ISOLA』 貴志祐介 角川ホラー文庫

多重人格の少女を巡るホラー小説。ただし全く怖くない。 初手から心理カウンセラーが出てきたりするので、また不幸自慢大合戦な小説なのかと危惧したのだが、予想していたのよりもそういう描写は少なく、ヒロインの由香里、千尋の両人とも、過去のトラウマ話…

 『伊達政宗(八) 旅情大悟の巻』 山岡荘八 山岡荘八歴史文庫

1巻、2巻では奥州を侵略し、着々と領地を広げていく戦国武将としての伊達政宗を。3巻では太閤・豊臣秀吉を相手に華麗に振舞う伊達者としての政宗を。4巻から7巻では関ヶ原、大阪の陣を通して徳川家康と対決していく政宗を。8巻では家康の意思を汲み取り、日…

 『伊達政宗(七)』 山岡荘八 山岡荘八歴史文庫

大阪・夏の陣を経て、豊臣秀吉との約束を果たせず、徳川家康は失意の内に死んでしまう。政宗は家康に負けっ放しのまま終わってしまうのか?家康亡き後、伊達政宗はどうするのか?伊達政宗がたどり着いた戦国の世を終わらせる方法とは? まだこの作品を整理し…

9月中に感想を書いた本のまとめ。 読み終わった本が340冊を超えたのに、積読本が1冊たりとて減っていないのは、滋賀県の陰謀なのか?お前らは俺に喧嘩を売っているのか?とりあえず今年はもう小説は買いません。 1 隆慶一郎 『一夢庵風流記』 2 エラリイ・…