『R.O.D 第二巻』 倉田英之 集英社スーパーダッシュ文庫

 本を使ってテロリストとバトルを繰り広げる物語。敵キャラが馬鹿だ。いい感じに馬鹿だ。悪玉が本を人質にとる場面など笑うべきなのか手に汗握るべきなのか読んでいてよくわからんようになってしまうが。

 『猿来たりなば』 エリザベス・フェラーズ 創元推理文庫

 猿を殺す動機付けが怨恨や保険金目当てのありふれたものではなく、もっと切迫した理由のために殺すというのがこの作品の肝なんだろうか。ずいぶんと動機に拘った作品だ。露骨に伏線が張られているんだが、解決編を読み終わるまでそれらに全く気づかなかった鈍臭い俺に乾杯。それにしても猿殺害事件だけで一話まるまる引っ張るとは思ってもいなかった。やるな、フェラーズ。